市役所へ入札したい!市役所への入札方法を説明します。
入札に参加するには、入札参加資格申請が必要と前に掲載した記事でお話させていただきました。でも入札参加資格申請をするには、事前にどこの市役所へ申請するか決めておく必要がありますよね。この記事では初めに入札したい市役所の選定方法をご紹介いたします。
市役所といっても多くの市役所が日本全国存在します。基本的には会社の所在地がある市が候補に上がるかと思いますが、その市で自社が取得したい入札案件があるのか?ということは当然調べるべきポイントです。取得したい入札案件がない市役所の資格をとっても意味がございませんので事前の下調べは必ず行ってください。
事前の下調べが重要
具体的な下調べとの方法の1つが、入札したい市の過去の案件を閲覧することです。過去の案件で会社が取得したい案件があれば、今後も同様の案件が出される可能性があります。また取得したい案件の他にも自社で対応できる案件があれば入札の幅も広がりますよね。
どの市役所(自治体)もHP上等に過去の入札の結果が表示してあります。市役所のHPから探すよりも検索ワードで『●●市 入札結果』と調べればすぐに見つかります。該当のページに行くと年度ごと、もしくは業種ごとに過去の案件を閲覧することができます。またその情報には入札した会社や落札した会社の会社名も載っている場合があるので自社とやっている事業が近い会社があれば、その会社が取得している業種を自社にも取得できることになります。
このように事前の準備を行ったうえで、入札の参加資格申請をする必要がございます。
事前に知っておきたい共同運営って?
市役所が決まったところで、入札参加資格申請に進みます。その前に共同運営という仕組みを皆様に覚えていただきたいです。
市役所への入札参加資格申請は、市役所単体で受付をしているところもありますが、埼玉県や神奈川県、千葉県などの首都圏では県と共同で入札参加資格申請を受け付けております。単体で受付をしている場合は、市役所のHPサイトより入札参加資格申請書の様式をダウンロードして記入、押印ののち郵送というパターンが主ですが、上記のような共同運営ではシステム上で入力する方法がとられているので少し複雑になります。ただし、良い点もあり、1回の申請で複数自治体の資格を取得できる仕組みになっています。
1回の申請で複数の自治体へ申請すれば、案件もグンと数が増えますし、その分、落札できる確率も上がりますよね。
入札参加資格を得たあとの流れについて
この節では、入札参加資格申請をした後の流れをご説明いたします。
申請後、市役所側で審査が入ることはご存知かと思います。審査が無事に完了したら、結果通知書が市役所から送付されます。(自治体によっては通知書の送送付がなく、市のHP上にて「有資格者名簿」を参照し、自社の等級調べる場合もございます。)上記が完了しやっと資格者として入札できる環境が整ったことになります。
次に行っていただきたいのが入札したい案件を探すことです。市のHPの入札ページに【入札情報・発注情報】というリンクがありますが、このページでは、市が公募する入札案件が閲覧できます。ここから自社が取得したい案件を見つけます。(※案件名の後ろに一般競争入札、指名競争入札、企画提案競技などもありますが始めての方は一般競争入札をお勧めします。詳しい説明は別の記事をご参照ください)
案件名をクリックするとより詳細な情報が得られます。案件ごとに必ず【告示文】という案件の詳細な説明書がありますので説明文を読み案件の内容や入札方法、入札の日時などを確認してください。入札や落札した後の流れも【告示文】に記載されているので確認してください。
また【告示文】に記載されている事項以外にも質疑等ある場合は、【質問書】を指定された場所に申請すると自治体側からその質問に関して答えが返ってくる仕組みになっております。
その他にも【仕様書】というものがあり、案件に係る製品等の詳細な情報が記載されております。入札する際の金額の設定に係る大切な情報になりますので必ず確認してください。
以上が市役所(自治体)への入札方法になります。
案件を見つけ出すことが一番大変かもしれません。市のHPを毎回チェックしアンテナを張っておくことが大切になってきます。
また普段から市のHPを閲覧しておけば、新しい入札案件にも即座に対応できますし、他の自治体のHPを初めて見たときでもある程度、キーワードを把握しているだけで見えやすさが違ってきたりもします。
市役所に希望の案件があるのか検索するのが難しい場合は、弊社にご相談いただければご協力させていただきますのでお気軽にお声がけください。
※上記に説明した入札方法は、市役所のHPのみで完結しておりますが、自治体によってその自治体が設けているシステムに入らないと発注情報など確認できない場合もございます。